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勉強法テクニック、勉強効率を上げる編_その2

資格試験の勉強法
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勉強効率を上げる、その1  でインプットを中心にテクニックを紹介してきました。

よって、次はアウトプットを中心に書いてみます。

アウトプットと言って思い付くのは、「問題を解く」「講義をする」ぐらいです。

「講義をする」は、その1に書いています。

本番の試験においては、問題が解けるかどうかが勝負です。

だから今回は、「問題を解く」について考えてみたいと思います。

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 問題集のタイプ分け

過去問を使った問題集のタイプは、2タイプあります。

各章ごとにまとめられているタイプと、

各年度ごとにまとめているタイプです。

また、試験にもよりますが、WEB上に過去問が公開されている場合もあります。

私が今取り組んでいる「電験」は、過去10年分以上の過去問がPDFで公開されています。

各章ごとにまとめられている問題集の利点は、

1,幅広い年代から、良問が選ばれている。

2,各章ごとなので、理解が深まる。

これらの利点から、普段の勉強ではこの「各章ごと」の問題集が良いと思います

次に、各年度ごとまとめられている問題集の利点は、

1,1年分の問題の量と質が分かる。

2,その年の問題全てに解説が付いている。

これらの利点から、その資格試験を研究する場合と、直前に模試代わりに使う場合には向いています。

各年度の過去問では、たまに凄く難しい問題が出題されることがあります。

そのような問題は捨てるべきですが、「全く分からない」では消化不良を起こします。

ここで利点2の解説が必要になってきます。

解説を読んで、この問題はやっぱり捨てるべきだと確信するためにです。

少し余談ですが、WEB上にあるPDFの過去問についての利点も考えておきましょう。

1,無料(タダ)である。

2,本番さながらの模試環境が作れる。

本番で出された試験問題がそのままPDF化されているので、

プリントアウトするだけで模試の出来上がりです。

答えも公開されているので、答え合わせまではできます。

欠点は、解説がないので、分からない問題は分からないままになりがちです。

 問題の解き方、使い方

1,問題集も、読み飛ばしから始めましょう。

過去問でアウトプットと言いつつ、問題集でのインプットから始めるべきです。

問題を解くのにも、解き方(考え方)というものが存在します。

問題集を2周は読み飛ばしませんか。

全体像と、雰囲気が分かれば、次の段階です。

2,問題を軽く考えてみる。

問題を読んでしばらく考えます。

解ける問題は解いてしまってかまいません。

しかし、過去問ですから、まだまだ解けない問題が多くて当然です。

少し解き方を考えて見る、答えにいたる理由を思い起こしてみる。

1分ぐらい。

少し考えたら直ぐに解答、解説を見ます。

考える事により、解き方や答えに至る理由が、頭に定着しやすくなります。

ここで少し手を動かしてみましょう。

計算問題なら、解説の式を雑用紙になぐり書きする。

文章問題なら、問題集の要点にアンダーラインを引く、とか、要点をノートに走り書きする。

とかです。

少し余談です。

この段階での、「要点をノートに走り書きする」の代わりに、付箋紙ノート術を使えば良いのではと思っています。

ノートに書くと、2~3ページ後に同じことが書かれていた、とか

同じことを表現を変えて色々のページに出てくる、とか

コの要点とアの要点は、「関係が深い」とか「構造が似ている」とかで、近くに表示したい、

と言った現象が現れることがあります。

この場合に、ノートだと動かすことはできませんが、付箋紙に書かれていれば張り替えは自由です。

また、付箋紙を貼り替えることにより、新たな発見があるかもしれません。

余談がすぎました。

問題の解き方や考え方が分かるようになれば、

「問題を軽く解く」段階の終わりです。

別の言い方をすれば、一つの問題の6割がた解ければ、

かつ、6割がた解ける問題が、全体の6割がたに達すれば、

「問題を軽く解く」段階の終わりです。

3,問題を本番レベルで解く。

ひとつの問題を、最後まで解き切る段階です。

ここからの問題集は、年度ごとにまとめられた問題集を使った方が良いと思います。

WEB上に過去問がPDFで公開されている場合は、それをプリントアウトして使います。

この段階からは、ふたつの事を考えながら進めてください。

ひとつは、捨てる問題を見付ける、です。

あとひとつが、解くべき問題は確実に解き切る、です。

まず、捨てる問題ですが、

本番の試験では、その試験のレベルを超えた問題が出ることがあります。

この問題に引っ掛かると、時間が足りなくなることがあります。

どの問題を捨てるか、どの問題を解くか試験場で決めなければなりません。

その練習を年度毎の過去問でしておくべきです。

次に、解くべき問題は確実に解き切る必要があります。

当然ですよね、ここで点数を稼がないといけないのですから。

そのためには、「問題を軽く考えてみる」時よりさらに深く考えて問題を解いてみませんか。

ただし、5分考えても答えられない場合は、印を付けて、解答を見ます。

私の場合は、解答の要点を付箋紙に書いて、ルーズリーフノートの該当箇所に貼っておきます。

それから、次の問題に進みます。

4,徹底的に問題に付き合う。

この方法は、時間ばかりかかってしまうので、お勧めできません。

しかし、理解を深めるのに一役買う場合があります。

なんとなく理解できない分野(章)がある場合に、その章の中から適当な問題を選びます。

その問題を、WEB、参考書、問題集とあらゆるものを使って、自力で解きます。

時間は無制限で、納得が行くまで、オリジナルの解説を造り込みます。

2~3問のオリジナル解説を造り込んだ辺りで、理解が深まっているのに気づくはずです。

 まとめ

アウトプットの練習も、過去問を何回解いたかの、回数に掛かってきます。

本番の試験前1週間から1か月前になったら、

過去問1年分を、試験時間と同じ時間で解く練習をしましょう。

時間内に解いては答え合わせをする。

また、次の1年分を時間内に解いては答え合わせをする。

これは、やっておきましょう。

本番で実力が出せるようになります。

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